反戦ロックフェスティバル、やれたよ

台風7号に相当ビビってたし、開催できたとしても過酷な現場になるという覚悟はしてたが、8/15福井の反戦ロックフェスティバル、無事に終わってホンマに良かった。
https://www.facebook.com/events/252291197396374
ジェロニモレーベル(俺とドラマー姫野)は台風直撃の前に京都を出て、前夜の夜1時ごろ現場に到着。
そして迎えた当日。主催者の河合君&ミッキーさんも、10年ぶりに再会するNaterも、同じく京都から前乗りしてたけん蔵も朝から動いてた。音響の酒井さんも早めに到着。みんなやる気満々。
雨も風もまだ穏やかだったが、強風に備えてステージを補強したりしてるうち「本格的に風雨がヤバくなる前にイベントを終わらせましょう」と、河合君から方針が発表され、前のめりに「巻き」で進行することに。
これまた10年ぶりぐらいに再会する皇帝魚がトップバッターを務め、反骨ノイズNMの演奏の後、俺らもバタバタと登場。
ジェロニモレーベルのセットリストは
1. 昨日と同じ今日が来て今日と同じ明日が来ると思ってたら大間違い
2. 独裁国家へようこそ
3. ヘラヘラしてたかった〜乱世を生きる
4. 村に戻る気はねぇんだ
5. 難民〜絶望ブギー
6. ネガティブ
7. 景色が壊れた
続いて主催者のシンガー河合良信君。彼のハイトーンの歌声、そして雨の中での縫原弘子さんのダンスも圧巻だった。
10年前に共演した時はバリバリのラッパーだったNaterは今回はギター一本で歌っていた。旅の途中で福島で書いたという曲にジーンと来た。
ステージ周りで守護神のごとく動きまくってたけん蔵。彼のパフォーマンスが始まると、会場が一気に笑いで溢れた。フェスのクライマックスやったかも 。
流しの演歌歌手かと思えば、デルタブルースも感じさせる山羊一郎さんの渋い弾き語りに続いて、穏やかで優しい中にもビシッと芯のある、Hoshikoさんの弾き語り。
そしてタナカテツヲさんが、ド直球の怒りの弾き語りで、見事にイベントを締めくくった。
物が飛ぶほどの危険な強風が吹かなかったのはラッキーだったのだろう。それでも、降り続く雨の中、出演者と出店者とお客さんが互いに助け合って、ギュッとコンパクトにイベントをやり遂げたのはスゴいことだと思う。
この地で40年前から自給自足生活を続けてる共同体の皆さんが経営しているカフェでの、打ち上げも楽しすぎた。それぞれのやり方で世の中に抗ってる仲間との再会と、新たな出会い。まだまだ、やっていけるぞ。
余談だが、次の日はまっすぐ京都に帰らず、友人シャバジーが「めっちゃええ川っすよ」と教えてくれた美浜の耳川へ。反戦ロックフェスの帰りに必ず寄ろうと、ネットで漁業券(日券1000円)も購入していたのだ。
この川は下流部からヤマメが釣れるようだが、さすがに濁流がきつい。だいぶ上流まで走ると、増水と濁りがいくらかマシになったが、毛鉤では釣りにならないので深みにルアーを投げ続けてると、でっかいイワナが釣れた。帰って、塩焼きにしていただきました。
台風の隙間をかいくぐるように、フェスと釣りを楽しんだ夏の二日間だった。